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「鎌 倉 山」 |
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2006年11月15日(水) 快晴、気温22℃ 鎌倉山行者道を歩く
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 小春日和の暖かい晴天。
◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇ ルートの説明 兵庫民報第2121号掲載の「ふるさと兵庫の山」より転載 (徒歩約5時間半、健脚向き) 千年ほど前に開かれ、播磨修験道の中心的役割を担ってきたという鎌倉山行者道。入山の不便さが、いっそう古人の精進ぶりを際立たせています。 JR加古川線西脇市駅前から大屋行き神姫バスに乗り、水尾町で下車。中・北条線へ歩きます。歩道がなく、行き交う車に要注意です。 2キロほどで峠状になった多可町と加西市の境界を過ぎ、左右に別れる道の右へ。新池、蟹ケ池を左に見て行くと、普光寺川に架かる竹正橋に来ます。行者道へは橋の手前約50メートルで右の道へ入ります。 すぐにまた30メートルほどで右へ折れると、道が左ヘカーブする角に石柱「是より行者道」があります。正面に天理教分会、その右脇から行者道が始まります。 少しの登りで鳥居に続き護摩堂です。最初の展望所、ちょっと休んでいきましょう。登って行けば愛宕神社とニ行者、不動明王、釈迦如来などの石像が続き、それぞれ眺望のよいところに鎮座しています。雑木が適度の日陰をつくっています。普光寺からの道と合流する鞍部は昼なお暗いスギ、ヒノキの植林地。左へ下れば約30分で普光寺です。 合流点から植林中を登り抜けると大天井。淡路島、海峡大橋もよく見えます。下ってまた登れば小天井です。大日如来像ピークが行者道の最高点。高度を下げながら「東の覗き」に来ます。絶壁の不動明王などは稜線の途中から回り込まなければ見えません。緩やかに下って柳峠。登りになり、孔雀明王を過ぎると、次のピークが三等三角点の鎌倉山。奇怪な形の法起大菩薩像が立っています。 コースは鎌倉山頂から南東方向への下りになります。約10分で「西の覗き」。最後の展望所です。少し戻って西へ下ります。途中に絶壁を下から見上げる位置への小道があります。鎌倉寺・神社(神仏隣り合わせ)から道が広くなります。ジグザグを繰り返しながら南東へ20分少々の下りで車道に着きます。右へ曲がる道端に「是より鎌倉山」の石柱があります。 真っ直ぐ南へ20分で振り出しに戻れますが、石柱から5分ほどで左の山の鼻を回り込む「普光寺へ近道」の表示があり、普光寺へ20分ほどです。普光寺は7世紀、法道仙人開基と伝える古刹。朱塗りの山門が美しく、本堂前の名水酌みに訪れる人も絶えません。 (西神戸山の会 横山晴朗) ◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇ ■「西の覗き 東の覗き 恐いもの見たさに 覗きこむ」■ |
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