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桟敷ヶ嶽
(京都北山) 北山の名山を歩く

桟敷ヶ嶽は京都市内を流れる鴨川源流の山(標高895.8m)


2002年6月7日(金)  晴れ、(山頂30℃)

 

 なんで桟敷やねん。文徳天皇の第一皇子惟高親王が都を懐かしみ、山頂に桟敷を作って眺めたからとか、山頂に桟敷をつくり、相撲をとったからとか、、、、、。山頂から京都の市街が見えるのは当っているし、市街から北にある山並みのその向こうに桟敷ヶ嶽の山頂が見える。

 アクセスは京都バスが出町柳から50分くらいで雲ヶ畑の終点岩屋橋まで運行しているのを利用できる(550円)。便が少ないので私はマイカーを利用する。名神を京都南ICで降り、東寺をへて堀川通りを北上。そのまま続く府道38号線を鴨川に沿って走る。市内から約20kmくらいで雲ヶ畑という山深い里に着く。

登山口(標高570m)は見付けにくい

 岩屋橋から3km舗装された祖父谷林道を進む。未舗装のところまで行くと車止めがあり、2台くらい駐車できる。登山口はここより50mくらい手前にあるが、消えかけた古い道標は傍らに置いてあるだけなので判りにくい。登山道は関電の送電線の補修管理道とも共用しているので「火の用心」の標識が目印になる。だいぶん以前の案内書には舗装が切れたところから3分ばかり歩いたところの左に登山口があると書いてあったので、探し回って30分ほどロスをした。舗装が切れる手前に登山口があったので、多分案内書が書かれた以後に舗装が先へ伸びたのだろう。道路は変わるので最新の情報を得ることが大切だと教訓を得る。

急登につぐ急登

 11:20出発。山道は急登で始まり途中少し緩やかなところを通過して、また急登で山頂に到る。清流の祖父谷川の支流に沿って右に左に飛び越しながら北山杉の林立する薄暗い木立の中、大汗をかいて歩く。11:40ハエや小さな虫が汗を求めて顔にまといつくので谷川で手や顔を洗い冷やす。ここから少しずつ林相は雑木に変わり緑に気分良くなる。12:00高圧電線鉄塔に着く。ここは尾根上にあり、木が刈り払われており見晴らしが良い。連綿とつづく北山の山々の展望はすごい。空気が澄んでおれば比良の山並みも望めるのだろう。鞍部へ少し下り5分くらい登り返せばニ等三角点桟敷ヶ嶽の頂きへ着く。

 鉄塔下で昼食休憩。カッコウが遠くで鳴き、ホトトギス、ウグイスもにぎやか。キツツキのドラミングにシジューカラ、きれいな声はオオルリか。


「役小角の開けし志明院、ここを起点に桟敷嶽」


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