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「雪 彦 山」
播磨の霊山 雪彦山(標高838m)

 2003年5月22日(木)

朝7時武庫之荘駅で池上さんを迎え、マイカーで出発する。

降水確率10%の予報で、朝曇りの空はどんよりと曇っており、気分はそのため少し憂鬱であるものの腰痛で苦しみ、久しぶりの山行なので気持ちは明るい。

 吉川ICあたりを過ぎると中国道は閑散として、前にも後ろにも車が見えない。大不況のため?だろうか。約一時間で加西SAに着き、休憩を取る。福崎ICから夢前町へスイスイ、コンビニで食料を仕入れて登山口へ09:00到着する。

 有料駐車場に車が2台とまっている。キャンプ場の管理人小屋に備え付けられた登山届に記入してボックスに入れる。二年程前地蔵岳の東稜クライミング以来の雪彦山だが、一般登山道を歩くのは随分久しぶりである。

 トイレやログハウス設備のあるキャンプ場まではアスファルト道でログハウス横からすぐアスファルト道と山道が分かれる。左へ続く山道は始から急傾斜のジグザグ道である。

 09:35/45展望台(460m)で休憩。シジュウカラやオオルリの鳴き声がにぎやかだ。

 10:10/20出雲岩に着く(640m)。この岩がすごくでっかくて、岩というより岩壁のよう。点々とボルトが打たれた最上部には残置のシュリンゲが見え、下の岩に確保用ボルトもある。

 10:25/35 道は岩登りが続き私には楽しい登りである。セリ岩手前の見晴らし台で休憩。大汗をかいた後の見晴らし台は初夏の微風がすがすがしい(22℃、690m)。大きな二枚の岩が重なり、その間の幅は50cmたらずで奥行きが4mくらいある。背中のザックを岩にガリガリ擦りながらやっとのことで通り抜ける。セリ岩とはよくぞ名づけたものだ。

 10:55/11:20 大天井岳では南に夢前の播磨富士、東に七種山の鋭鋒が眺められる。今日は薄曇りで遠くに見えるはずの六甲山や瀬戸内海は雲の中だった。あまりの気持ちよさに長居をする。

 下りは天狗岩の分岐で縦走路からはずれ、上級コースへ進む。このコースは地蔵岳のコルを経て虹ケ滝へ至るクサリ、ロープの続く岩場下り。池上さん大変やったなあ、岩にしがみつきロープにぶら下がり小枝につかまって下る急坂の岩場。

 11:45/12:45 コルから地蔵岳の頭へよじ登り昼食休憩。この後、虹ケ滝を見て登山口へ13:15。

帰途、雪彦温泉に入浴したことは言うまでもない。

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「洞ケ岳 屹立岩に しがみつく」


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