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「とんがり山」(風早峰、姫路)
2007年7月4(水) 雨、気温29℃

 山陽道姫路西ICのすぐ近くに石倉(国道29号線)という所あり(JR姫新線おおいち駅より北へ約1km)。この北に位置する峰相山(標高244m)から南に張り出した主稜線の中ほどに4等三角点、通称「とんがり山」があり、なおもピークを三つはさんでその尾根の先端に石倉稲荷大明神が祀られている。

 この日は梅雨の終盤、自宅を出る頃からポツリポツリと降りだした雨がほとんど終日つづいたムシムシする一日だった。

交通 マイカー 

■ 尼崎(07:30)→中国道宝塚→山陽道姫路西→石倉神社登山口(09:10)

歩く距離 約 6 km  累計標高差 約 700 m

■ 石倉神社登山口 30m(09:20)→P1 85m(10:00)→P2 162m(10:44)→分岐(10:53)→P3 170m(11:00)神岩 190m(11:10)→山頂四等三角点(11:25/35)→峯相の里登山口(12:10) 

■ 登山口→ウエルサンピア夢前(入浴)(13:10/14:30)→山陽道姫路東→中国道宝塚→尼崎
ルート図はGPSよりカシミールにダウンロードして作成

基準点コード TR45234245801  点名 下伊勢 
種別等級 四等三角点
緯度 34°53′03.262 経度 134°36′31.5718 
標高 256.73 m
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右より稜線を歩く、小雨にけぶる−とんがり山

石倉稲荷大明神

石の鞍
「昔より自然の石の鞍あり」と播磨鑑に記され、「今の石は里民のわざにや覚束なし」と続く。石の鞍が転じて現在の石倉の地名が残っているのだろうか。
Peak3よりとんがり山を展望。手前下の白く見えるのが誰が名付けたのか「神岩」
 神岩の上より振り返るPeak3、2、1とつづく稜線。雨の中、道も無いところを登りビチョビチョになってしまった。これはもとより覚悟の上だが。早くお風呂に入りすっきりしたーい。(雑木が茂り、下はコシダ類が覆っていたよ)

 晴れていたらいい眺めなのにとみんなの思いは同じ。

 山頂だよ! 静か、よくがんばったとピークで握手

  \(*⌒0⌒*)/

層雲が山一面を覆い全てを消してしまった。

「とんがっていますね」

ゴツゴツした岩の露出部を下る同行者たち。木を持ち、どうしようもない時意外掴んではいけないロープをさわってしまう。

 今日は雨で峰相山まで縦走出来なかったのでまたの機会に再チャレンジだ!!!


 下りは分岐より、ようこそ峯相の里登山口に下山する。(この登山口からとんがり山〜相峰山ルートはボランティアグループにより道が切り開かれている)

草いちご ナワシロイチゴかな
キイチゴ属 バラ科
 峰相山大池の道端に野イチゴがたくさんあり、ビニール袋に入れ持ち帰り、シロップ漬けにしたそうな。野イチゴはほとんどのものが食べられるので口に入れればちょうど食べごろ、素朴な甘みが広がる。

林田・伊勢の歴史文化遺産誌より引用
 
   峰相山・亀岩・大黒岩  
 峰相山は、『播磨国風土記』に記される『稲種山』であるうと推定されて
おり、伊勢層の流紋岩火山礫凝灰岩などからなり、山の表面には巨岩や奇岩
が多く露出している。
 東西に2つの峰が有り、西側の風早峰(とんがり山)と東側の蜂相山の総
称として、峰相山と言われ神休山と伝えられている。
 風早峰の山頂には、御神体が宿る盤座として亀岩と山頂から南側に下った
位置に亀の甲羅に似た大きな岩の亀岩(神岩)かある。この亀岩(神岩)の
窪みについて、古来より小水をたたえ、年中枯れることがないとの伝説が、
「峰相記」にも書かれている。
 また、峰相山南西の標高254mあたりに大黒像にみたてた大黒岩が見える。


 ウエルサンピア姫路ゆめさき

厚生年金事業振興団経営のホテルとリゾート施設である。まあなんと立派というか贅沢というか皆の年金をこんなものに使っていいの?という感じ。

 日帰り入浴600円、年金被保険者として初めて利用させていただきました。


■ とんがり山 年金施設で こころトンガル 


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