岩稜より望む薬師峯
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三枝草の広い道路の路側に車を停める。20分も車道を歩けばこの農業用溜池に着く。道の両側には鶏舎、牛舎が林立して糞の匂いに鼻をつまむ。
さあ、ここから山道が始まるので用意を整え、満開のあざみの花をめでながら堤を進み、まっすぐ山に踏み込む。高度差180mを一気に登るのだが、傾斜はものすごくきつい。「木立を掴んでよじ登る」との表現がふさわしいのだ。難しいけど楽しみやね、こんな山道は。
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標高350mくらいから十字峰までの痩せ尾根は表土が流れて岩尾根となっている。アルプスの岩登り気分が味わえる、このコースの核心部である。
低山にしてはスリルのある所だ、十分注意して歩けば大丈夫だが−−−
そうだ、先ほど車を停めて登山の準備をしている時、走ってきて私の車の横に停車し「どこへ登るの?」と訪ねてきたおじさんに「薬師峯」と答えると「そう、あそこは遭難はない」と返ってきた。−−−
一歩間違えば遭難するよ。
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この岩は岩稜の途中にあり高さ2mくらいで ”うさぎの耳” と云われるそうだ。なるほど”みえなくはない”な。
山頂からは七種山をはじめ播州の山々を展望できるのたが梅雨の最中、残念ながら今日は曇って雰囲気のみ。
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薬師峯山頂より七種槍を望む この山にも登りたいねぇ
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山頂の薬師如来は石仏、石製の祠に祭られている。
西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して東方浄瑠璃界の薬師如来はその名の通り医薬を司り、薬壷を持って衆生の病気を治し、安楽を与える仏様。
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板坂峠の地蔵石仏
四等三角点のある397m峰を越え、南へ急坂を下る。ここも木をつかみ、ストックを頼りに転げるように歩かねばならない。397m峰より30分で三枝草より板坂集落へ通じる板坂峠に着く。お地蔵さんに一礼し先へ進む。
このコースは分岐が沢山あり、道を間違えやすいので地形図は必携でしょう
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あざみ
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つつじ
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トンボ
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? 4cm
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薬師峯二等三角点
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397.32 峰四等三角点
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