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「木曾駒ケ岳・宝剣岳」

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2002年06月22日(土)〜23日(日)

初夏の残雪を求めて


22日(土)

 夏の登山ラッシュを避け、静かな千畳敷と雪渓を楽しもうと友人と二人で木曽駒ケ岳を登る。

 マイカーで尼崎の自宅から310km、4時間半のドライブ。
朝6時半に出発して渋滞も無く中央自動車道駒ヶ根ICに11時前に着く。ここから駒ヶ根高原キャンプセンターまで5分くらい。
ここは元簡保の施設であったが今は第3セクターに経営が変わり立派な施設をそのまま引き継ぎ営業されている。
すぐテントを設営しお昼の腹ごしらえを済ます。
(持ちこみテント一人1000円  水洗トイレ、炊事場、街灯、コテージ、テント、自動販売機など有り)

 午後はフリーな時間がたっぷり有るので駒ヶ根高原を散策する。
先ず県宝:三重塔・重文:弁天堂・光苔(参道の石垣―蛇に注意と書いてある通り蛇がいた)
庭園を含め寺全体が国の名勝庭園の指定されている光前寺を訪ねる。
 仁王門を入ると、樹齢数百年に及ぶ杉並木に時空を感じる(名勝庭園は工事中で入園できず残念)。


大田切川から明日登る木曽駒千畳敷の雄大な雪渓を眺め、
これを背景にカメラに収まる。地ビール屋さんでは味見で顔を赤らめる。

23日(日)

菅の台バスセンター(07:12)〜バス(往復1600円)〜しらび平(07:52)〜駒ヶ岳ロープウエィ(往復2200円)〜千畳敷(08:08)

装備

   軍手、雨具(防寒兼用)、地図、磁石、アイゼン(8本歯)、ピッケル、スパッツ、

   帽子、登山靴、ヘッドランプ(予備電池)、ストック、ガスコンロ、食器

   健康保険証コピー、、セーター、着替え(入浴用)、タオル、時計

   炊事用具一式、テント、高度計、補助ザイル、レスキュウパック、カメラ

   シュラフ、シュラフカバー、テントマット

食料  行動食 1 回(23日昼)分、 炊事 2 回(22日夕23日朝)分、

      水 1 L(各自)、非常食

 完全装備である。
一番の駒ヶ岳ロープウェイでなんにも見えない霧の中を千畳敷駅に着く。
 アイゼンを付け歩き出す頃(08:40)、霧は晴れ上がり千畳敷カールの雪渓や上部に岩峰が姿を現わせた。

ワァ、すばらしい眺めだと確認し合う。


 雪渓は柔らかいがアイゼンがよくきき、楽に歩ける。急な坂に苦闘しながら乗越浄土に着く(09:35)。
宝剣の岩峰をバックに写真を撮ったり15分くらいくつろぐ。
この頃から湧き上がって来たガスで展望があやしくなってくる。

   

 乗越浄土からは遭難しようのない緩やかな広い広い尾根が木曽駒まで続く。
ゆったりと山や花を堪能できるところだ。中岳(10:05)を過ぎ、木曽駒山頂に着いた時は全く視界はゼロだった(10:35)。
しばらく登頂の余韻を楽しみ先へ進むことにする(10:50)。

 戻りは中岳をトラバースし宝剣小屋分岐で軽い行動食をとり(11:20〜55)、ガスと強い風で寒くなったのでコートを着て、手袋をつける。屹立した宝剣岳への道を進むが、緊張するところである。2ヶ所のクサリ場を慎重に通過して宝剣の頂きに立つ(12:10)。
 やったぁと互いに交わす握手。



 南稜は狭く両側に切れこむ谷は深い。
風も強くなってきたし、乳白色のガスも益々濃くなってきたので宝剣小屋分岐へ引き返すことにする(12:45)。


下りのカール雪渓はアイゼン歩きにも慣れ足取も軽い。
持ってきた補助9mmザイル20mで、緩傾斜の人のいない斜面を使ってピッケルの滑落停止練習をする。

 千畳敷駅に14:20着。
20分おきに出るロープウェイであるが千畳敷の別れを惜しみ14:40はパスし、15:00発に乗る。
下りのバスに車酔いをしたが大した事も無く「こまくさの湯」前に着く。


こまくさの湯

源泉名 早太郎温泉(はやたろうおんせん)
泉温 30.8℃
泉質 アルカリ性単純泉

 入浴料 大人500円 子供300円のお手ごろ。
二日間の汗を流し本当にさっぱりする。
ガラス張りの露天風呂から味わう高原の清清しさは心洗われる気分がする。
露天風呂から千畳敷カールが一望出来る写真が掲示されているが、私達が目にする山はまだ雲の中である。

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2013年08月19日(月)〜20日(火)

宝剣岳の山頂から富士山展望を期待して


19日(月) 快晴 36℃

自宅09:05〜尼崎IC名神高速〜多賀SA10:35〜虎渓山P11:50〜恵那峡SA昼食休憩12:20/13:20〜飯田IC〜国道153〜元善光寺14:20/15:00〜途中中川村の坂戸橋見学〜駒ケ根高原16:00     329km

 

山頂から富士山を展望するため、中央アルプスの宝剣岳登山に出発、
高速道は先週のお盆渋滞も終わりスムース。
途中 元善光寺などを観光しながら駒ケ根高原に夕刻着

スーパーで明日の朝食と昼食を買出し。
9年前に泊まった大沼湖の湖畔宿に今回も泊まります。

10時就寝

08minami_alps

朝4時半   大沼湖と南アルプス 左より鋸岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳が赤く染まる

 

20日(火) 晴れ  しかし山は霧がかかり視界はゼロ

01yama

朝6時ころ     朝日に映える宝剣岳 ロープウエーの赤い鉄塔も見えています

菅の台バスセンターの一つ前の駒ヶ池バス停で乗車06:11〜06:45しらび平駅07:00〜千畳敷駅07:07

千畳敷07:30 〜 極楽平08:05/10 〜 遭難の碑08:25/30 〜 筋肉痛で休憩08:45/55 〜 山頂09:35/10:10 〜 宝剣山荘10:25/30 〜 千畳敷11:40

09yama

駒ヶ池の湖畔より展望

rout

歩いたコースをカシミール3Dで作成

宝剣岳を南陵から一周
鎖場で急ぎ過ぎ、足をつっぱり筋肉痛になる。
15分ほど休み、治らないので引き返そうかと思案したが、
痛いのを辛抱しながらゆっくり進むことにする。
鎖も遠慮なく利用して、安全に気を付け登る。

11 12
13 14

天気は全くだめ、寒いので風を避け
山頂で30分以上も待ったが
なんにも見えません。

ときおり霧が晴れれば千畳敷が見えるくらいでした

10tenbo

 

panorama

千畳敷より八丁坂

 

下山後家族旅行村にある露天こぶしの湯につかり
名物のソースかつ丼をいただく。

kobushi

 

帰りの高速も渋滞なくスムースに走れました
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2014年07月23日(水)〜24日(木)

宝剣岳と木曽駒ヶ岳の山頂を踏みたいが


23日(水) 晴れ 33℃(尼崎)

07fuji

乗越浄土より富士山を展望(手前の山並みは南アルプス)

左より  北岳(雲の中に隠れています)〜間ノ岳〜農鳥岳〜富士山〜塩見岳(北側の稜線)

 

尼崎(07:00)→箕面市(07:25) → 名神茨木IC(07:50) →恵那峡SA(11:15/12:00)→中央道駒ケ根IC(12:55)→ 菅の台バスセンター(13:05/15)〜バス(往復1640円)〜しらび平(13:45)〜 駒ヶ岳ロープウエィ(往復2260円)〜千畳敷(14:00) 〜 乗越浄土(15:35)〜中岳トラバース〜頂上山荘(16:30)(一泊二食8700円)

 

tizu

GPS軌跡

tenbo

千畳敷のパノラマ

 

hatyo 

 千畳敷から乗越浄土までの急な坂道が八丁坂と呼ばれ高度差約180m。

 ジグザクに付けられた階段、高度が増すごとに段々とその傾斜も強くなり、胸突き八丁です。

 千畳敷から40分と行程表には書かれていますがなかなかその通りに歩けない。O125中毒で昨日まで三日間食事もろくに食べていない身体、体調不良から高山病の状況で額付近の頭痛が始まった。

 

yuki

 心配された天気は幸いにも午前中のガスが晴れあがり青空が広がっています。

 千畳敷のパノラマは稜線すべてを望めます。

 今年は残雪が多い。極楽平への道は稜線近くでまだアイゼン無しでは歩くのが困難と放送で呼び掛けていました。

yuki

 千畳敷は傾斜が少ないので残雪の上を歩き楽しそう。

itige 
  ハクサンイチゲが一番に咲き始めています。
またピンクのショウジョウバカマもあちこちに顔をのぞかせています。
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  青い屋根の宝剣山荘と赤い屋根の天狗荘、切り立つ岩峰は宝剣岳
miti 
  中岳をトラバースして頂上山荘へ向かう

少し緊張する斜面の岩道が続いています。
koya 
  頂上山荘に着くころには白い霧雨に巻かれて殆んど視界が有りませんでした。
 
  山荘すぐ横のキャンプ場には色とりどりのテントが20ほど張られています。風が強くなっているし、今晩は寒いことでしょうね。
yusyoku
 山荘の夕食です、5時15分から。
9時には消灯です。

  頂上山荘はガラガラでした。なぜかな?
私達は10人部屋に三人だけです、室温は10℃を下回った様子でふとんと毛布を重ねて丁度いいくらい
寒かった!!!
 

24日(木) 晴れ 36℃(尼崎)

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朝食後登った木曽駒ヶ岳、今回も山頂は強風と霧と雲の中で寒い、展望はゼロ

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山頂の一等三角点                                     イルカ岩

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木曽駒ヶ岳山頂のお社                               中岳のお社(鉄の錫杖)

 
ropeway菅の台バスセンター 〜 しらび平 〜 千畳敷の往復運賃
    3,900円
 
  山荘 一泊二食
     8,700円    
 

iwakagami daikonso

イワカガミ                              ダイコンソウ

yotubashiogama endo

ヨツバシオガマ                                  エンドウ

shinanokinbai urajiro

シナノキンバイ                     ウラジロナナカマド

takanesakura 

タカネサクラ

Movieはこちら

 

 
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「宝剣を かんたんかんたんと 持つクサリ」


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