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「御 嶽 山」

登山バスツア−で登る御嶽山


 2002年8月23日(金)〜24日(土)

 大阪Kツ−リストの夜行日帰り登山バスを利用して今年の夏山最後の登山を楽しむ。
大阪梅田貨物タ−ミナルはウオ−キングや各地名山への登山バスが次々に出発していた。
御嶽山行きバスは午後10時に発車、京都で数名が乗り、ほぼ満員の34名の登山ツア−である。

 翌朝4時45分御嶽ロ-プウエイセンタ-ハウスの駐車場に到着。
昨日の天気予報と違わず霧雨が降っていた。最近の天気予報はよく当たる。

 御嶽ロ-プウエイは約10分で標高2150mの7合目飯森駅へ私達を運ぶ。
小雨だがレインコ−トを着て出発する。ほとんど水平の道を10分くらいで行者小屋に着く。
ここの朝食はおにぎり2個とみそしるだが、寝不足とバス酔いで食欲がすぐれず、おにぎりを半分残した。
 小屋を出発する時、一瞬雲が切れて止みそうだった雨であるが、その後も止む事はなく降りつづく。

 御嶽山は古くから富士山、立山、白山、大山とならんで霊峰のひとつである。
頂上の剣が峰は標高3067m、一等三角点がある。
 富士山、立山、白山、大山は既に登っているので残る御嶽山は登りたい山の一つであった。
日本百名山を全部登ることを目指している訳ではないが日本の3000m以上の山は全部登ってみたい気はする。

 行者小屋から8合目、9合目と30分くらいの間隔で10-20分くらい休みを取りながら、メンバーを点呼してパーティは進む。
こんなにゆっくりしたペースなのにしんどいなあ。
雨で山道以外見えなくて、よけい疲れてしまう。20歩くらい歩いては休み呼吸を整えるという具合だった。

 それでも剣が峰に立ち、風で顔に吹き付ける雨粒を払いながら三角点にタッチすれば、
もう登る苦しさは登頂の喜びに変わっている。
下山後半に天気は急回復し御嶽山の荒々しい岩肌や山容の一部が目に出来たし、
ニの池で雷鳥4羽、8合目のハイマツ帯にホシガラス2羽、
ロ-プウエイ駅でイワヒバリに遭ったことは、また次の山に登ろうとの希望が心に湧いて来させた。

御嶽明神温泉

 登山の後は温泉―――御嶽明神温泉につかり信州そばを味わい、
帰りのバスの中ではフーテンの寅さんを夢うつつで観たのやら観なかったのやら。


「修験の山 雨と風に 迎えられ」


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